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SA315B lama

SA315B lama完成です。ヘリスケールクオリティ1/32のキットから製作、内部メカはXK K110を搭載しました。過去に、同族機のSE3130アルエット2を製作しましたのでそれほど変わらないと思っていましたが、こちらの方が難易度が高く感じました。もともと実機では、アルエット2はSE3130と呼ばれシュド・エスト社の高高度対応輸送機で、1957年代の機体です。対する今回のlamaは、SA315Bと呼ばれシュド・アルエットのアルエット2の発展型で1969年代の機体です。私が、整備士になりたての頃、調布の東邦航空で何度も実機を見ましたが、なんともまあタービン音がうるさい機体でした。はなれた所にいても飛行音で「あ!lamaが帰ってきた!」とわかるほどうるさい機体でした。当時私は、レシプロのベル47やG3BKH4の整備をしていたのですが、タービン機のlama憧れたのを覚えています。模型の話にもどりますが、今回のオーナーは、筋金入りのlama信者です。したがって私も今回の作品は、連日物輸を繰り返し、機体を清掃する時間もない働き詰めのlamaを遠慮なく表現させて頂きました。エアーブラシでウエザリングしたり、ブレードを雨だれのレーキのダメージペイントするなどまるで絵画を描いていくような錯覚に陥りました。ドラム缶スイングのモッコに関しては、デンデ部長のセンスに任せまして、実機感ある物輸を表現できました。若い整備士時代に見た時のlamaを可能な範囲で表現させて頂きました。