こんにちはデンデ部長です。
今回からよくご質問頂く事が多い、製作のポイントやコツ等もブログでご紹介していこうと思います。
今回はヘリスケールクオリティのキットを使ったスケールボディの作り方についてご紹介します。
ヘリスケールでボディパーツを購入すると半身のパーツがヒートプレスで出来たバリ付き状態で届きます。
このバリを綺麗に切り出すと次の作業が楽に、仕上がりも格段に良くなります。
バリはハサミで切り出すのですが、ここでのポイントが
・切り口がギザギザにならない様にする。
・切り口を平らな所に置くとピタッと全部くっ付いて浮く所がない様にする。
事です。そして、この上記2点を成功させる為に必要なのが今回ご説明する
「カットラインをつくる」と言う作業になります。上記2点のやり方はまた別の記事でご紹介します。
ちなみにヘリスケールさんで注文時にバリなしも頼む事が出来ますが、仕上がりがあまり丁寧ではないので自分で切り出すのが私的にはおすすめです。
「カットラインを作るって言うけどボディーパーツに元々カットラインないの?」
いえいえ、ございます。あるにはあるんです。
で・す・が・とても分かりにくい!
とりあえず画像を見て下さい。
こんな感じです。分かりにくいでしょ?
これをいきなりハサミで真っ直ぐと切っていくのは難易度がちょっと高いので、切りやすくする為にペンでケガいていきます。
ちなみにヘリスケールさんでもこのやり方をお勧めしているみたいです。
まず、ケガキ作業に必要なのが細い油性ペンと高さ調整の為の板です。高さ調整には0.3㎜、0.5㎜、1㎜あたりがあればOKです。お好きな物で構いません。
プレタでは、ケガキ専用にPILOTの油性 ドローイングペン M-20DR 0.3㎜、
高さ調整にはタミヤのプラバンを使用しています。
では実際にやり方をご説明します。
ペンとボディシェルを机に置いてペンをスライドさせながらケガいていきます。
この時にペン先が丁度カットラインの高さになるようにプラバンをかませて調整します。
ケガキ線がカットラインより内側になったり外側になったり、ズレてしまうとボディの大きさが変わってしまうので、ここは慎重に高さ調整をして下さい。
ポイントは
・ボディシェルをプカプカさせたり、押さえ付けすぎて沈みこませたりさせず、プラバンにピッタリと一定の圧で押さえ続ける。
・ペンの軸やペン本体がプラバンに当たらない様にプラバンのギリギリにボディシェルを置く。
・出来上がりのフォルムに大きく影響するので、カットラインの調整を慎重に行う。
ちなみにケガキ線は失敗してしまっても、IPA(イソプロピルアルコール)があれば簡単に消せるので心配ありません。何回やり直しても大丈夫!
IPAをキムワイプに付けてサササーっと拭けば簡単に消せます。
キムワイプは毛羽立たなくて繊維クズが出にくいので、おすすめです。
IPAはケガキ線の修正のみならず、ケガキ前の脱脂や塗装工程でも活躍するのでおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
今回はカットラインの作り方をご紹介しましたが、今後もこのようなスタイルで製作のコツ等をお届けしていきたいと思いますので良かったらまた、見て頂けたら嬉しいです。
次回は「ボディの切り出し、真っ直ぐと切るコツを解説」です!
それではさようなら!
デンデ部長
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