こんにちはデンデ部長です。
前回、前々回と切り出しのコツをご紹介してきました。
今回はいよいよ接着!と行きたいのですが…その前にこのひと手間を挟む事で完成した時の美しさがより高まるのでぜひ、お試し下さい。
今回の工程を行うと
・瞬間促進剤によるボディの曇りからウインドウを守れる。
・ふいに垂らしてしまった瞬間接着剤からウィンドウを守れる。
・メカ部分の仮取り付けの際、ウインドウ内側を傷つけない。
とにかくウインドウを守ることが美しいボディの仕上がりに繋がります。
まず、ウインドウの内側から保護していきます。
使用するのはこちらのマスキングゾルとクリーナーです。
マスキングゾルを使用する理由は
内側の湾曲に対してマスキングテープだと塗装漏れを起こしやすい為です。
マスキングゾルだと密着度も高く塗って乾かすだけなので、内側に漏れないようにきっちりとテープを張っていくよりも簡単に正確に行っていく事が出来ます。
マスキングゾルは乾燥が早くそのまま使用すると、筆が固まりボソボソになってしまい塗りにくくなってしまうのでマスクゾルクリーナーも使用します。
プレタでは筆も付属の物は使わず別の物を使用しています。大きい筆の方が塗りやすく、ボトル内のゾルの劣化も防げるからです。
塗る場所のサイズに適したものであれば筆は何でもOKです。
使い方は簡単です。まずクリーナーに水を入れてよく混ぜます。
筆を根元までしっかりとクリーナーに浸し、ボトルの口で余分な液をしごいて落とします。
付属の筆を使う場合も同じやり方です。あらかじめ筆に付着したゾルを水洗いするなどして落としてからクリーナーにつけます。マスキングゾルは濡れた状態だと落とす事が出来ますが、乾いてしまうと落とす事が出来ないので取り扱いの際は注意してください。
小皿に取り分けたマスキングゾルをウインドウに塗っていきます。
こんな感じに塗れればOKです。使い終わった筆は水洗いで簡単に落とせます。
乾くとこんな様子です。
内側の処理はこれで完成です。
注意点は乾いたマスキングゾルに少しでもテープがくっ付くと一緒に剥がれてしまい、塗り直しになってしまうので気を付けて下さい。
外側の保護ですがこちらは後々ちゃんとしたマスキングに貼り直すので一旦こんな感じに貼っておけばOKです。