皆様こんばんは。本日は製作中のAS350とSA341の続きです。ボディーは、左右接合する前に前後カウルのマグネットを取り付けます。結果、どうしても大きな隙間が発生したらソフト99バンパーパテを充填し、乾燥後に成形します。とても地味で手間のかかる作業ですけど、この時点で丁寧に作業しておきますと完成時にカウリングと本体に隙間のない綺麗なボディーが完成します。私がもっともこだわっているのは、完成品を見た時に苦労の跡が見えない作品であることです。とても難しいのですが、、、。ところで、パテでボディー接合部の隙間を無くすには簡単な方法があります。
①まず、パテを盛らない方のボディーの接合部にグンゼのマスキングゾルを塗って幕を作っておきます。
②乾燥後、パテを盛る方のボディーのエッジに適量パテを盛ります。
③パテが硬くならないうちにカウリングを接合。マグネットがついているので簡単です。
④表面接合部にさらにパテを少し充填。
⑤完全乾燥を待ちます。
⑥乾燥したパテをサンドペーパー180番くらいで大まかに落とし、仕上げにスポンジやすり等で完全に表面を滑らかにします。私は住友3Mのスポンジヤスリの(赤)FINEを使用しています。サンディングの時は、不要なパテと共に不要なマスキングゾルの膜も落としてしまいます。
⑦完全にサンディングが終わったら注意深くゆっくりとボディーを分離します。ここでマスキングゾルが膜を作っているので綺麗に剥がれます。
⑧はみ出したパテを丁寧に成形し完了。再度ボディーを接合するとパチ!っと気持ちよく接合できます。全く隙間のない綺麗な分割ボディーが完成です。
この作業方法は、1/43のカーモデルのライト周りのフード等の塩ビ板のヒートプレスなどでは日常で良く使われる工作です。マスキングゾルは非常に多様に利用できますので是非使ってみてください。
SA341ガゼルのカウリングに発生した隙間も同様に修正しました。この後、いよいよ左右ボディーの接着です。SA341ガゼルもAS350エキュレイユも同系列エアロしパシアル系の機体ですが、古い設計のガゼルのスタイルがなんともかっこいい!ですね。