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Pitts S1S

今年の初め、かねてからほしかったキットを入手できました。

すでにかなり前に製造中止になっているフジオリジナルスのピッツS1Sです。

当時から感じていたのですが何故このキットがフリークしなかったのかわかりませんでした。

設計者は鈴木雅之氏。

国内外含めこのPittsほどフォルムを正確に再現した機体は無い筈です。

それもS2AやS2Bではなく、S1S!

当時(40年以上前)はこの25クラスの他、09クラスのキットも販売しておりました。

こちらはすでに入手し完成し飛行も終了しております。

画像をおみせしますね。

小さいながらもフタバのジャイロ搭載で元気に飛行します。

実はこの機体レジナンバー、イギリス国籍の「G-BKDR」で製作したのですが、もともと実機はイギリスのローレンリチャードソンという女流ピッツ乗りの機体です。

完成し、わたくしのインスタグラム「modelingpreta」に載せたところ彼女自身からメールを頂き大変光栄の極みでした。

というわけで現在は1回り大きい25クラスのS1Sを製作中です。

一回り大きいせいか製作も楽ですが、丁寧にせいさくしております。

今月末にお尾島スカイポートを借りて塗装前の試験飛行の予定です。

今回はレジナンバー N58J 有名なレッドデビルスの機体を再現します。

余談になりますが、私の所属しています実機の会社「エアリサーチ」

会社概要 - 株式会社エアリサーチ 公式HP (air-re.com)

も実機のPittsを所有しております。

この機体を購入するときエアリサーチの会長とアメリカの レッドランドに渡米して

購入を決めたのは忘れられない思い出です。

飛行することはできませんでしたが、この機体をオペレーションしているデニス・ブラウン・というベテランパイロットにタキシングを経験させて頂きました。

彼は2脚のむつかしいピッツをいとも簡単に自由自在に操っていたのに感動しました。

また、現地でこの機体の整備をしているのは、日本で有名な室谷パイロットが所属していたエアレースのチームハミルトンのチーフメカニック西村さんです。

物静かで本当にいい人で、お知り合いになれたのは光栄でした。

現地でアビアットのPitts Redのペイントサンプルをいただいてきましたが、一昔前のレッドデビルスのピッツレッドよりかなり暗い赤ですね。

検討が必要です。

とにかく楽しい!!!