1/8　ポケール　メルセデスベンツ　540Ｋ

シャーシ製作

本日からポケール　１/８　メルセデスベンツ５４０Kを紹介させて頂きます。とにかく作りにくく、難易度の高いキットでした。依頼者の方は著名な医師の方で、この車に対して思い入れが強く、実車も何度も見られているようです。先ずはシャーシ。金属感を出すために亜鉛系の塗料をスプレーして磨いて金属感を出します。トイガンのブルーフィニッシュをする塗装と同じです。

タイロッド。とにかく部品の精度が低く少しでもネジを締めこむトルクが過ぎると折れてしまいます。イタリア風味いっぱいです。

ここからは、フロントとリヤアクスルの組み立てです。

キットが古いせいかステアリングのウヲームギヤーも錆びていますね。

ブレーキキャリパーもリターンスプリングとワイヤーリンケージで可動します。

デフの取り付け。

画像ではあっという間ですがここまで１週間くらいかかっています。

とりあえず、車らしくなってきました。

エンジンの製作

まずエンジンの仮組です。ペイントしにくい部品はあらかじめペイントを済ませています。

補機類のとりつけ。

助手の手によりミッションブロックのボルトヘッドやブロックケースのつなぎ目にウエザリングをしていきます。タミヤのウエザリング用のアクセントカラーを使っています。

エンジンの概要がみえてきました。

ブレーキペダルとクラッチ、アクセルペダル。踏みシロ多そうですよね。

Vベルトには、製品のパーツシールを付けてみました。

メインにシャーシに取り付け。

下からの図

フィヤーウオールの製作です。

ドライブシャフト。　それにしてもこの時代の車のせいなのか本当にしっかりしたシャーシーフレームです。

フロントグリル。スリーポインテッドスターが取りつきます。

エキゾーストパイプとカムカバー。カムカバーは一度グロスブラックでピカピカに仕上げてアルクラッドのクロームシルバーでペイント。その後ウエザリングで経年劣化を出しています。この車はエバブラウンの愛車のモデルアップですからそれなりに手入れのされているイメージを目指しています。

エンジン取り付け。

ペイント前のボディーを乗せています。ボディーカラーがベージュなので完成後はもう少し大きくでしょうし、エンジンの暗めの色がはっきりしたコントラストになるはずです。

ボディーの製作

さて、ボディーの製作です。先ず、キャビンの仮組。とても合いが悪く苦労しました。

後方のシェルを乗せてみます、、、、合わない！

何とか仮組終了。

ヘッドライトは点灯しますので配線作業です。

明るさは、リアルな感じになるようライトのバルブをキットの物から変更しました。

ノスタルジーでいい感じです。次回はボディーのペイントです。

ボディーのペイント

ボディーのペイントです。チョイスした色は、クリーミーベージュ。個人的にもとても好きな色です。

ボディーペイント完了。今回は古い車なのであえてクリヤーを塗らずに、ラッカーの塗面を研ぎだして光沢を出しています。

途中まで完成しているシートをあてがってみると上品なコントラストで中々です。

ドアーと内装の製作。

全体を仮組してバランスを見ています。

ドアーポケット。

この個体はエバブラウンの愛車のモデルアップなので当時のナチスの新聞を縮小して、革手袋と一緒にサイドポケットに突っ込みました。

ボンネットヒンジの工作です。

ボンネットフードを閉めて、後部ランブルシートを解放した状態です。いよいよ仕上げです！

５４０K 完成！

さて、いよいよメルセデスの仕上げです。各パーツを取り付けていきます。全体の重量が重い為、強度に注意しながら取り付けました。

タイヤのホワイトリボン入れのマスキングです。

ワイヤーホイールにホワイトリボンは似合いますよね。

コックピットの組み立て。

計器盤の製作。

ウインドシールドはキットパーツがあまりにも厚く透明度が悪いので、０．５のペット板に置き換えました。

少し遊び心で、エバブラウン車なので後部のランブルシートに薔薇の花束とプレゼントパッケージの追加です。

すべてのカウリングとうの合いを調整して完成です。

1/8メルセデスは、無事完成です。このレポートも今回で終了させて頂きます。

長らく待って頂きましたオーナーに届けるための準備完了です。余談になりますが、納品時に全く同一の車をもう１台追加で製作依頼を頂きました。しかし、次回は少し志向が違いボディのすべてを純銀に置き換えたものです。現在ロストワックスで置き換えた純銀ボディーを新潟の三条市の金属研磨専門の工房で鏡面仕上げして頂いたところで組み立てを開始しております。折々レポートご紹介いたします。さて次回からは、逆に小さいモデル、１/４３メイクアップ製のFerrari２５０LMです。宜しかったらご覧いただければ幸いです。

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