1/12 Dino 206SP レストア

下地作り編

お客様からレストアのご依頼、1/12　Dino206SP 大好きな車です。

塗装面の仕上げが荒く、マスキングの見切りも雑に仕上がっています。

まずはペイントリムーブ。ボディ形状にメリハリがなくDino独特のシャープなフェンダーエッジが表現できていません。

ヘッドライトカバーの作り直し。ハンブローマスコールを使い、パテ盛りの下地作りです。

フィニッシャーズのパテで凸型を製作。

成形完了。

凸型完成。

ＰＥＴ板ヒートプレス。

ヘッドライトカバー成形。

完成。

パネルラインの筋彫り作業中。

深くてシャープなパネルラインを再現。

ドアのパネルラインはテンプレートを製作。

完成。

フェンダーエッジの再生。

フェンダーに伸ばしたランナーを貼りこみます。

ランナーの両サイドをマスキングテープで保護。

パテ盛り。（フィニッシャーズ細めパテ使用）

荒削り。

エッジの完成。Dinoのエッジは光を綺麗に二分割します。最後の塗装の厚みを予測してここでは思いっきりシャープに。

ボディ塗装編

全体にサフェーサーをうち、乾燥中。

ベースホワイト終了。フィニッシャーズのピュアホワイト。

そしてマスキング。

一回目はオレンジを一吹き。

その後シルクレッドでロッソコルサは終了。

NARTのぶるーを、、、

基本的なペイントは終了。

ペイント仕上げ編

ゼッケンデカールを貼りこみ開始。

デカール完成。一日乾燥。

クリヤーをコーティングして２～３日乾燥中。

クリヤーが乾燥しましたが、ポリッシュの前なので塗装面が荒れています。

8000番のラフロスで研磨開始。

根気よく均一に研磨します。

今回は舞子さんが使うドーランを水に溶いてポリッシュします。最近、ドーラン中々入手できなくなりましたね。

完成です。しかし模型ってやたら鏡面仕上げにするけど実際のFerrariは陶器のような光沢ではなく上品な光沢ですよね。時々、Ferrariを依頼される方で、仕上げはクリヤーを使わないで下さい！と言われる事があるのですが、とても緊張します。当然ゼッケンデカールも超極薄のカッティングシートでのホワイトサークルを好まれます。

ウインドスクリーン製作編

既存のウインドスクリーンが劣化していたので作り直しです。

もともとのスクリーンに粘土をつめて大体の雄型を作りました。

シリコンの形取り準備です。

完成した雌型。

さらに雌型にレジンを流し、、、

凸型が完成。

最初のスクリーンが若干アールがきつかったように感じたので、小傷を含めて修正作業しました。

知人のモデラーさんから借用したプレス機でヒートプレスです。

材料の材質、厚み、温度で出来上がりはさまざまになってしまいますが透明感も含めて実写の1/18を目指したいのですがとても難しいです。

破損していたフレームを整えて仮付の準備です。

ウインドウは、ほぼ完成です。

内装と排気管などの工作編

シャーシフロアの修理です。

もともとはイタリアの完成モデルらしく実際の革を貼ってありましたが、どうにも革が厚いので思い切って剥がしました。

結構厚手でした。

すべての革が剥がして下地を整えます。

フラットダークレッドでシンプルにペイント。

コンソールやグレアシールドもリペイントし仮組です。

シートベルトの製作。

シフトレバーも作り替えます。

フェラーリのシフト、、、かっこいいですね。

排気管はプレーンなパイプでしたがディーノの特徴的な排気管に追加加工します。

どんな形か、、、ストローで試作。

大きさのバランスを決めます。

大きさが決まった所でステンパイプで工作。

ん～少し大きかったような気がしますが、完成です。

最終仕上げ　完成！

いよいよ組み立て開始です。

サイドウインドウの工作。

内装パーツもとりつけていきます。

タイヤを取り付けてみましたが、若干車高調整が必要です。

完成です。

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